本音の株式投資 人気ストラテジスト直伝 第2章
本音の株式投資 人気ストラテジスト直伝
第2章 企業業績の本当の読み方・使い方
企業業績には会社予想と市場予想がある
- 会社予想は1つだけ、市場予想はアナリストの数だけある
- 複数のアナリストの予想をひとつにまとめたのを
コンセンサス予想
という - 複数アナリストの予想を単純平均化したもの
- 市場予想の方が強気
- 2つの予想ではPERが異なる。今までのPERは会社予想に対してで、その時は14〜16倍が標準。会社予想に対するPERは13〜15倍
- 市場予想の方がEPSが高いので、自然とPERは低くなる
経営者の心理から株価が読める
- グローバルな世の中、世界の出来事にも目を向ける必要がある
- 期初の会社予想が弱気でも心配無用。ほとんど上方修正する
- 経営者的には下方修正よりは上方修正の方が印象が良い
中期決算で上方修正する銘柄は期末にも自身がある
- 約半数の企業は中期決算で上方修正する
- 中期決算で上方修正した企業の8割は期末にも上方修正する
- 逆に中期決算で下方修正した企業の6割は期末にも下方修正する
業績2段階アップの常連企業はこれだ
- 中期決算で上方修正した企業は期末にも上方修正する傾向があり、ほとんどこのパターンになる常連企業が存在する
- 自動車、輸送機、鉄鋼・非鉄、機会が多い
- 市況や為替の影響が多い企業は予想が難しいため、控えめに予想することが多いため
- また地方銀行も多い
- 経営悪化に寄る貸し倒れの増加に備えるため。しかしこれは稀。また株式市場の影響を受けにくく下振れのリスクが小さいことも原因
読んでいる本
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