株で勝つ! 会社四季報超活用法 第1章
株で勝つ! 会社四季報超活用法
はじめに
- 株式投資の魅力は株価の上昇による値上がり益(キャピタルゲイン)と配当(インカムゲイン)、株主優待などを得られること
- 株式投資に成功している人に共通しているのが、リスクをできるだけ小さくするよう最新の注意を払っているということ
- 提案1 好業績で割安の銘柄に中長期で投資する
- 提案2 個人投資家は大型株は避けて中小型株で勝負
- 提案3 業績を上方修正しそうな☺銘柄を選ぶ
- 四季報は時代に合わせて進化している
第1章 最初に見るべきは、どこ?
01 四季報予想はこうして作られる
- 業界担当者が独自取材で業績を予想している
- 会社計画にはクセがある
- 例えば電子部品メーカーの場合、納入先の電機メーカーが新発売した携帯端末が大ヒット。今期は大幅な増収増益になる見込み。ただ、自社が大儲けするという業績計画を開示すると納入先から値下げ要請を受ける可能性がある。なので弱気な会社計画をだす
- 一方激しいシェア争いをしている企業の場合、今期に出す新商品が大ヒットする前提の会社計画を開示して社内を鼓舞すると同時に話題作りをする場合がある
- 会社計画の3分の1が四季報予想と乖離する
02 全社カバーは「四季報」と「会社情報」だけ
- 3ヶ月に1回すべて見直す
- 四季報はシェア8割
03 業績予想の根拠は「業績欄」をチェック!
- 最も注目されるのは業績予想、その予想数字を作った根拠を短い文章で説明しているのが「業績欄」
- 業績予想の裏付けが分かる
04 会社の業績と勢いがひと目でわかる
- 業績欄の見出しを見よう。大きく2つの基準がある。過去実績との比較。前号との比較
- 株式投資では期中の業績見通しの変化が株価に大きな影響を与える。また配当の増減も同様。どちらも見出しで記述している
05 会社の課題がすぐわかる
- 「材料欄」で会社の成長力や課題を読み取る
- 数年先の収益力に影響を与えるトピックスや会社が取り組んでいる課題、経営目標、株式需給動向などを記述している
06 プロは「四季報」をどう活用しているか?
- ある個人投資家は3回読む。1回目は欄外にある☺マークや前号比修正矢印と見出しをチェックし気になる銘柄に付箋。2回目は業績数字を点検して銘柄を絞り込む。3回目は付箋の銘柄の記事をじっくり読み、株価チャートを見て投資すべきか検討する
- 見出しには【絶好調】など特に評価が高いものを見る
07 「四季報」各号の賢い使い方
- 年4回発売される
- 6月発売の夏号。5月までに出揃った前記決算を掲載
- 9月発売の秋号。4~6月の第1四半期決算
- 12月発売の新春号。4~9月の第2四半期決算。サプライズが多くなりやすい
- 3月発売の春号。4~12月の第3四半期決算。来季の動向
読んでいる本
- 作者: 会社四季報編集部
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: 単行本
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