株で勝つ! 会社四季報超活用法 第2章
株で勝つ! 会社四季報超活用法
第2章 基本のキホン 会社のことを知るには?
01 証券コードは会社の背番号
- 上場する際に証券コード協議会によって4ケタの証券コードが割り振られる
- もともと証券コードは業務内容に基づいて番号が定められており、下二桁が「01」の会社はその業界の代表的な会社や老舗企業が多く「01銘柄」と呼ばれる
- ただ最近は新しい業種の企業も増えてきているので当てはまらない場合もある
02 ここを見れば会社の強みが1秒でわかる
- 【特色】欄が便利
- わずか2行でその会社の特徴と主要な事業、業界内での地位やシェア、系列、企業グループなどをコンパクトに解説している
03 連結事業で収益の柱をチェックしよう
- 収益柱の事業をチェックするには【連結事業】を見る
- 事業、売上高、営業利益率の順番で載っている。海外売上比率、決算期も載っている
- ライバル会社との比較にも便利
04 上場市場や本社も大事な判断材料
- 【設立】【上場】は大事に情報。古く残り続けている会社は地力が強い
- 【本社】がどこにあるかも大事。企業によって特色がある
- 店舗数なども表示している。過去の四季報と見比べると拡大しているのか縮小しているのかが分かる
05 従業員数から優良企業を見つける方法
- 従業員数も重要な情報。売上高や営業利益を従業員数で割ると一人あたりの売上などが見えてくる
- 平均年齢も大事。若いほど活力があるなど
- 年収は同業種の中で比較するとよい
06 取引銀行で企業グループがわかる
- 【銀行】欄で取引銀行がわかる。メインバンクがはっきりしない企業は経営不振などの懸念がある
07 幹事証券や監査法人もチェックしておこう
08 誰が会社を支配しているのか?
- 【株主】欄には大株主上位10名が載っている
- 「カストディアン」という証券管理業務に特化した信託銀行が多くの会社で上位株主として連ねている
- 実際には裏に機関投資家がおり、株価上昇や配当に対するプレッシャーが強い
- 短期間で株を売買する可能性もあるので注意
09 社長の名前くらいは知っておこう
- 【役員】欄に社長以下の役員の名前を記載
- 社長交代の有無、どのように選ばれたか
- 役員が同じ名字などは同族経営なので注意
10 仕入先や販売先のチェックも忘れずに
- 【仕入先】と【販売先】に主要な取引先を記載
- 優良企業が並んでいたら安心かもしれないし、不安な企業がいたら注意が必要
- 株式市場では「連想買い」がよく行われる。ある会社の株が上がったら関連する企業の株も上がる
- この欄をチェックしていると「連想」の幅が上がる
読んでいる本
- 作者: 会社四季報編集部
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/06/12
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